道志という地名の由来はいろいろな説があるものの、一番知られているのは、平安時代の官職の名前からついた、というもの。村誌『道志七里』にも、その説が紹介されている。
先日、たまたま開いた地名にまつわるエッセイ、梨木香歩さんの『風と双眼鏡、膝掛け毛布』(筑摩書房、2020)のなかに、「道志」の項目を見つけた。
そこに、納得のいく地名の由来が紹介されていた。
これ以上にぴったりな説はないのではないか。
「道志(どうし)」の地名の由来は、川が山を削ってつくった地形を表す古代の言葉「とうし」からきているのではないか、とのこと。
「とうし、には、川が無理やりにでも山間を「とうし」た語感があり、なぜだか納得できる。」(本文より)
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