遅ればせながら、2019年4月発行の道志手帖23号PDF版をアップロードしました。
2019年3月で第二期 道志村地域おこし協力隊の3年間の任期が終了しました。
今号は、任期を終えた3名の隊員のこれまでの活動について特集しました。
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道志村地域おこし協力隊の活動報告の場として発行してきた本誌は、ここで一区切りです。
これまで本誌を支えてくださった皆さまに感謝申し上げます。
ご支援、ご講読ありがとうございました。
今回の特集は「地図にない道ーふたつの遊歩道を訪ねて」。
キャンプや釣り、登山以外の方法で、もっと気軽に道志の自然を楽しみたい。
車で立ち寄るだけではつまらない。歩いてゆっくり散策してみたい。
川遊びをしてみたいけれど、どこから川へ降りればいいのかわからない。
道の駅以外にも寄ってみたいけれど、どこへ行ったらいいの?
そんなときにぴったりなのが遊歩道です。
車を降りてほんの少し歩くだけで、国道を走るだけではわからない
道志のさまざまな風景に出会えます。
今回は、ガイドマップには載っていないふたつの遊歩道を探検してみました。
駐車場がなかったり、車の往来が激しかったり、案内がなかったり。
細長く、平地が少ない地形的にも、散策に向いているとは言い難い道志。
かつて「秘境」と呼ばれた道志ですが、国道沿い以外は、未だ「秘境」といえるかもしれません。
その探検へ誘ってくれる遊歩道は貴重な存在。
今後整備が進み、特集続編が出来る日がいつか来てほしいです。
道志手帖21号ができました。
今号の特集は「石は語る」。
ふだん何気なく眺めている見慣れた山や川。
その景色がどうやってできたのか、いつから山が山になり、いつから川が流れ始めたのか、考えたことはありますか?
その土地の来歴を解き明かしてくれるのが、「石」です。
「石」は長い長い時間がたっても、かたちを変えながら残り、それを見れば、はるか昔の出来事を想像することができます。
道志の「石」を見ると、どんなことがわかるのでしょうか。
寄稿は「道志と横浜 歴史を紡ぐ給水船 道志丸」。
今も現役で道志の水を世界中の船へ届ける一隻の船の物語を、元道志村地域おこし協力隊の中嶌拓哉さんが寄稿してくださいました。
昔から「赤道を越えても腐らない」といわれる、清流・道志川の水。
その言い伝えが決して過去のものになっていないことを、「道志丸」が教えてくれます。
『道志手帖』へのご意見・ご感想はこちらから。おまちしています。
道志手帖20号ができました。
表紙はムササビの赤ちゃん。夜行性のムササビ。ふだん、まぶしい新緑のなかで出会うことはまずありえません。一体なにがあったのでしょうか。出会いの一部始終を村内在住の佐藤八重子さんが寄稿してくださいました。
特集は「水を求めてー竹之本簡易水道ができるまで」。
国道沿いの斜面に見られる四角い「穴」。じつはこれ、昔水源を求めて掘ったトンネルの入口でした。
脈々と今日まで修理・改良を重ねられ受け継がれてきた集落の水道。
自分たちの必要な水を自分たちで確保するとはどういうことか。
ふだん飲んでいる水はどこからくるのか。
あらためて、水を考える特集になりました。
(*これまで水にまつわる特集は、第5号「水」(川遊びの記憶、水源ツアーレポート)、第16-17号「水と生きる」(神地水害の記録)があります)
そして今号では連載「道志生きもの写真帖」が小さいスペースですが2年ぶりに再開しました。緑が濃くなり内容も盛りだくさんの夏号。どうぞお楽しみください!
道志手帖19号ができました。
今号から新連載「道志の民話」が始まります。道志に伝わる数々の民話を、そのなかの一場面を鮮やかに切り取った絵とともにご紹介していきます。作画・企画制作は、道志在住の水彩画家・仲井義晶さんです。
民話はその土地の言葉で語られるとともに、舞台となる地名やゆかりの人や物が登場してきます。村に伝わる民話を読めば、これまで知らなかった村内各地の物語に触れることができ、あまり馴染みのなかった場所について、親しみを覚えることができるのではないでしょうか。民話をきっかけに、村内を散策してみても楽しそうです。
特集は「アーネスト・サトウと道志の旅」。明治期のイギリス人外交官が残した旅の記録を読めば、往時の道志村について思いを馳せ、かつての美しい村の風景とはどのようなものだったのか、想像を巡らすことができます。
春の道志村。一年で一番美しい季節です。花咲く春の景色を眺めながら、昔のイギリス人外交官が見た風景を重ね合わせてみる――。本誌を片手に、そんなお花見をお楽しみください。
道志手帖18号ができました。
今号の表紙は、2度目の表紙登場となる干し柿です。
初登場の第3号は、吊るしたてで、みずみずしいオレンジ色でした。
あれから4年後。今号は、すっかり食べ頃になった飴色の干し柿です。
(おかげさまで道志手帖は2017年度で5周年を迎えました)
特集は「柿のある風景」。昔から干し柿が有名な野原地区を中心に、柿のある風景の変遷を取り上げました。
昔は皮まで余すところなく使われ、重宝された柿。お正月には歳神様へお供えするなど、風習にも結びつき、昔から村の暮らしに関わりの深い存在です。柿とともにあった暮らしはどのように変わって来たのでしょうか。
村を横切る国道413号線を走れば、道ばたに鈴なりに実をつけた見事な柿の木を見ることができます。この柿の木は誰の手で植えられたのでしょうか。
一本の柿の木は必ず誰かが植えたものであり、後世への贈り物です。一本一本の柿の木の由来を訪ねればきっとさまざまな物語があるはずです。
そんなことに思いを馳せる特集でした。
今号は千々輪竹史さんによる初めての絵本風四コマ(7コマ)を掲載しています。ぜひお楽しみください。
道志手帖17号ができました。表紙を飾るのは崖にひっそりと花を咲かせているイワタバコです。
葉がタバコの葉に似ていることから名付けられたそう。
「きれいな花が咲くんだ」と聞いたのは今年4月、村内で見られる場所を教えてもらったのは6月。以来、いつ花が咲くのかと、思い出しては山へ足を運ぶこと2ヶ月。いつ行っても肉厚の葉があるばかりで、もしや、知らないうちに花は終わってしまったのでは、と不安になり始めた頃、つぼみがつき、その次に行くと、いくつか小さな花が開いていました。
花期は短く、容易に近づけない壁面の高いところに点在し、見上げても小さな花は遠くからはよく見えません。切り立つ崖になんとか近づいて初めて、こんなところにこんな花が! と、その佇まいに驚かされます。
乱獲や気候の変化によるものか、以前に比べ数が少なくなってしまったとか。
とはいえ、まだこの花を見られる場所が、道志には身近にあり、思い立ったらすぐに訪ねていくことが出来るのです。夏の暑い日、下界とは別世界の林の中の涼しさ。沢の水音を感じながら、岩肌に星のような花を見つける贅沢なひととき。。。
道志手帖16号ができました。今年度最初の号です。
特集
①ホタル舞う清流へ
ホタルを守る活動についてお話を聞きました。また、道志でホタルが見られる場所を紹介しています。ホタルを見に出かけてみませんか?
②水と生きるー神地 水害の記録ー(前編)
約100年前、神地地区をおそった大雨についての記録を紹介します。今回は道志中学校でこの水害を題材に上演された劇「新巌道峠」を紹介します。
・連載「協力隊だより」が新しくなりました。今までよりページを拡大して、隊員一人ひとりの取り組みを詳しく紹介しています。
・新連載「野の幸山の幸」が始まりました。道志で味わえる野山の恵みを探り、食べ方とともに紹介します。
今号もどうぞお楽しみください。ご意見ご感想をお待ちしています。
年4回発行している道志手帖、平成28年度最後の号が出来ました。
表紙を飾るのは、この時期、旧暦の桃の節句に合わせて飾られている、雛人形です。
今号の特集は2本だてです。
①帰ってきた十王様 椿「十王堂」再建
椿地区に長い間不在だった「十王様」が帰ってきました。
十王様とは、閻魔大王をはじめとする冥界の十の王のこと。私たちの死者の供養の仕方に深い関わりがあります。
およそ60年ぶりに道志に「里帰り」した十王様を紹介します。
②受け継いで来たもの
お餅をついたり、しめ飾りをつくったり。一年を通じて、その季節になると必ずおこなう、様々な習慣があります。代々伝わって来た習慣は、その家ならではのやり方があります。年の始めにまつわる二つの習慣を紹介します。
新年度も今まで通り道志手帖を発行していきます。
どうぞお楽しみください。
あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。
道志手帖14号が出来ました。
今号の特集は「牛を飼っていた記憶」です。
今から50年程前、道志では乳牛を飼っている家がありました。
今も残っている「サイロ」や牛小屋を手掛かりに、
久保、野原、月夜野の各地区でお話を聞きました。
連載「山みちマップ」第2回は「赤鞍岳」、
連載「はじめての養蜂」第2回は、「はじめての採蜜」の報告です。
連載「お顔拝見」では、保育士の水越さん、
「昔の遊び用具」は手造りの凧を絵で紹介しています。
みなもと体験館からは「布ぞうり作り」の報告です。
そのほか、「ギャラリー」では昔から使われている道具「おしぎり」や、冬の風物詩「雪つり」を取り上げています。
どうぞお楽しみください。
新体制2号目、道志手帖第13号が出来上がりました。
今号の特集は「馬と人」。
かつて道志村では「馬」は暮らしになくてはならない存在でした。
田畑の耕耘に、荷物の運搬に、生活のあらゆる面で人は馬に支えられ、馬とともに暮らしていました。
特集では、6月に村内でおこなわれた元協力隊による馬耕体験のレポートと、馬にまつわる言葉を紹介します。
また、新連載「山みちマップ」と「はじめての養蜂」が始まりました。
「山みちマップ」は道志から登れる山々を、山登りのベテラン・石川さんが絵地図で紹介します。第一弾は石川さん一番のおすすめ「鳥の胸(とんのむね)山」です。
「はじめての養蜂」は、第二期協力隊の抱井さんが、道志で始めた養蜂の日々を綴ります。
そして、今号の表紙を飾るのは竹之本(たけのもと)集落の神楽で用いられる獅子頭です。「竹之本の神楽」の記事も掲載しています。どうぞお楽しみください!
これまで道志村地域おこし協力隊のホームページにて掲載してきましたが、新体制移行を機に道志手帖のホームページをつくりました。今後はこちらから本誌バックナンバーをダウンロードしてご覧頂けますので、ぜひご利用ください。
より多くのかたに、本誌を通じて、道志村の人と暮らしの魅力、地域おこし協力隊の活動を知って頂くことを目指しています。