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オオムラサキ が見られる夏

オオムラサキは、紫に白の斑がある美しい翅をもち、日本の国蝶といわれている。山梨県内では、「オオムラサキセンター」がある北杜市が、その生息地として知られている。以前は全国各地でふつうに見られたらしいが、雑木林が減った今では、限られたところでしか目にすることができなくなってしまった。

 

そう思っていたオオムラサキが、今年はどういうわけか、なんだかいつもより多いようだ。

道志村内では、いないことはないけれど、そう滅多に見ることはない、というのがこれまでの印象で、話を聞くことはあっても、じっさい目にしたことはほとんどなかったように思う。

 

ところがこのところ、近場で立て続けに、見た、という話を聞いたり、じっさいに目にしたり、ということが何度かあった。

7月19日、梅雨の晴れ間に、校庭の隅の用具入れの小屋のなかで、オオムラサキがゆっくり翅を広げているところを目にした。(みなもと体験館 道志 久保分校(久保)にて)

体験館ではここ最近、見かけた、という話を聞いていた(7月10日)。

ほかにも、自宅の雨戸にとまっているのを見た(笹久根)、という話も。